JR三鷹駅にて

いつものようにバイトの帰り、混雑する電車停止側のホームを避けもう一方のはじの方を
歩いているとふとした弾みで傘を線路上に落としてしまいました。
自分で線路に降りて……というわけにもいかず周りに駅員を捜してみるものの発見出来ず。
どうしたものかと悩んでいますと遺失物の受け渡し所らしきものを発見。
そこにいき、傘を線路に落とした旨を伝えると………
「あちらに駅員の詰め所があるのでそっちに……」とにべもない返事。
仕方なく指示された方向をうろうろし、ようやく発見するも人気がない。
どうすんだこれ………?と更にうろつくこと数分、隣のホームの電車に乗車するため
待ち合わせてた…と思われる車掌の方にその旨を話し、それから再び駅員の詰め所へ。
その後今回は駅員の方がいたのでようやく拾ってもらうという結果となりました。


私が傘を落としたホームは次の電車が来るまでは10分以上はありました。
ですがもし、私が駅員を捜すのに時間が掛かっていたら拾われるより先に
電車が来ていたかもしれません。


私が落としたのは線路の上とはいえ傘一本です。多分電車がホームにきていたとしても
大事には至らなかったと思います。ですがその確率は完全なゼロではないかもしれません。


私が落とした傘は値打ちのあるものでも思い入れのあるものでもありませんでした。
ですが仮にそういうものであったとしたら私は線路に降りていたかもしれません。
いずれの場合でもひょっとしたら惨事を招いていたかもしれません。
駅員の方には駅員の方の事情があったのでしょうし、
これがJR全体の質と言うつもりもありませんが
正直神戸の事故の後ということもあり、いろいろと考えさせられた出来事でした。