死刑執行に署名せず 杉浦法相が明言

(http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2005103101003887)
ええと…………この人は何を考えてるんだろうなぁ………と正直思うわけですが。
私は死刑制度が正しいとは思いませんし、人がどんな主義思想を持とうが
それ自体に関してとやかく言う気もないんですが………これはダメだろう……
署名しない理由として

署名しない理由として、法相は「私の心の問題というか、宗教の問題というか、哲学の問題だ」と語った。

とのことなんですがそれは大臣が公の場で言うべき言葉じゃないし、
言っていいことではないだろうと………
法と道徳って言うのはそれぞれ別個のものであるわけで。勿論時に道徳を加味して
刑罰の内容を軽減するですとか、逆に重くするですとかそういうことはあるでしょうが、
法を執行する側がこんなこと言い出したら何も立ち行かないわけで……
善人だろうが悪人だろうが犯罪を犯した人間を逮捕するのが警察の役割で、
どんな人間だろうが弁護、ないし起訴するのが弁護士と検事。
裁判官などが刑を告げてそれが確定したらその通りに執行する。
それはいい悪いとかではなくて、そうしないと世の中が立ち行かないからだと思うんですが………。
そういうある意味『道具』とならざるを得ない社会システムを動かす側の人間が
その人の主義思想で好き勝手すると宣言すると言うのは………ありえない気が…


(11/1 1:30追記)とか書いていたら1時間後の1日未明には撤回したそうです。
考えなしにもの言って反響に慌てて取り消したんでしょうかね………この人。