またあえて嬉しかったです。

チェックインした後すぐにタクシーで当時通っていた大学前へ。
目的地はそこからほど近くにある頻繁に通っていたショットバー
最後に来てから数年、連絡すら入れていないため開いているかどうか、
それ以前にお店がまだあるのかどうかすら分かりません。
不安に思いつつも店の前に行くと……ありました。
私の通っていた頃より多少店の内部が拡張されており、
マスターも多少老けてましたが(なんて行ったら怒られますが)
そのころと同じように迎えてくれました。
私がそのお店に行くようになってから約10年。
バイト先の途中にあったそのお店にどうして行ってみようと思ったのか
今となっては全く思い出せません。高校を卒業して、無闇に“大人”というか
そういうものに憬れていた10代の頃だったからこそ出来たのかもしれません。
あれから10年近くの時間が過ぎて、マスターが当時20代の半ばになるのを
茶化していた私もその時のマスターの年を越えてしまい、
マスターもまた30代の半ばになっています。
それでもこうやって何年かに一度でも会える人がいて、そういう場所があると言うことが、
月並みですが、とても幸せな事なんだなとこの年になって思いました。
直接面と向かってだととても言えないのでこういう形ですが。