新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編(ASIN:B000GW8AOK)

新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編

新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編

えーと……いや、地雷なのは分かってるんですよ?ですが漢には負けると解っていても戦わなければ(ry
この作品は元々は97年(だったかな?)PC版で発売、その後SS、PSに移植されたものを、今年の春新規シナリオを追加してPS2に移植したものをさらにPCに逆移植したものになります。旧PC版は流石にリアルタイムではプレイしておらず、サターン版を購入してプレイしたんですが、物語としてはともかくゲームとしてはとんでもない代物だった記憶があります。で、今回はどうだったかというと………以下簡単に感想

システム

ゲームとして機能してないです。アドベンチャーゲームならまず付いている読み戻しや読み飛ばしなど一切付いていないのでひたすらほったらかして画面を眺め続けるというデジタルコミックですね、要するに。

セーブデータは99個保存出来るようですが、そもそもそこまで使う人がどれまでいるのかと……。ゲームの中に何箇所か行き先を選択できるアドベンチャーパートがありますがそこ以外ではセーブも出来ませんし。

画像

旧PC版に比べると良くなっており、新規グラフィックもそれなりに追加。ただ旧来のものも残っており、その部分は旧PC版をそのまま流用したらしく、マナの例のシーンや冒頭のアスカのシーンはPS2版のものではなく、PC版のものを使っていました。(PS2版はPS版を流用した………訳じゃないとは思いますがどうなんだろう?)

シナリオ

とりあえず私がプレイしたのは旧PC版にもあった3本+新規追加の1本。新規追加分の内容に関しては一言で言うと……加持株大暴落?一応言っておきますが綾波シナリオではなく、マナエンドです。ただアルバムの最後の1ページが丸々空いてたのでもう一本くらい…………あるのかな?ひょっとして。(過度の期待は禁物ですが一応やってみる予定)

結論

鋼鉄のガールフレンド2でもそうですが最後の1つの選択肢で物語が分岐するのはどうかと。しかも上にも書いたとおりアドベンチャーパート以外ではセーブできないのでエンディング4つ観るためにはクリアした後直前のアドベンチャーパートをロードしてその後20分弱ひたすらデジタルコミックを流し続ける×3が必要になるわけで。しかもそれをやっても5〜6時間でエンディングが観れてしまうことから考えてもお得な買い物とは言い難い感じです。画像をコンプリートするためには中盤で選択肢を変えた後最後まで見直さないといけないのも結構な減点。

とまあこんな感じなのでゲームとして買うことはお勧めしかねます。エヴァキャラゲーとして観る分にはまあ………何とか