閑話

先日知人と話をしていた際、少し前話題になった卒論の代行業者*1の話になったんですが、
とりあえずこれ「見つけたら除籍」とかどうやって見つけんだって話ですし、
金があったら試しに申し込んでみたいなって事で一致した訳ですが。


いや、勿論これをそのまま使いたいという訳では全くないんですが、
私は文系(史学)の学校で卒論を書き卒業しました。
卒論を書く際は勿論担当教授に付いたり、ゼミで勉強したりはするんですが、
やはり教授と言っても自分の担当外の分野についてはやはり限度があるわけですし、
大学の規模によっては学校内に誰も自分のやりたいことを担当している人がいない場合は多々あります。
そうなってくると自分で結局なんとかするしかない訳です。


次に所謂文系の卒論というのは一言で言うと、
既存の内容を拾い集めて組み立てていく過程で別の結果を導き出すという作業になります。
歴史だと特に新しくデータを作るなんて事はあまり出来ませんから、
どうしても他の人の論文等を引き合いに出しつつ自分の書きたい内容に肉付けしていって、
その上で最終的な結論に持って行く訳です。
要するにA,B,C,Dと他の人と全く同じ資料、同じ内容で推移したとしても
結論部分Eが違えば全く違う論文になりますし、
A,B,C,Dという意見をそれぞれ別の人から集めた上で、実は答えはEなんだって書き方でもいい訳です。


で、こういう状況ですから同じ資料を他人に与えた上でそれがどういう風に書かれるのか、
どういう結論を出すのかって言うのは単純に興味がある訳で……………。


まあ改めて言っちゃ悪いですがオリジナリティの欠片もない論文なんて正直いくらでもゴロゴロと……(ry

*1:1文字5円、卒論に代行業者…大学は「見つけたら除籍」http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070818i111.htm