ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣(ASIN:B00108LVVI)
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: Video Game
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クリアまでにかかった時間、およそ30時間。
主な変更点は、
位でしょうか。後はセーブ機能や職業に変更などもありましたが*1、
とりあえずこれについては放置。
基本システムについて
丁寧な作りをしており、どこぞの千円ゲーム*2のように
遊んでいてひたすらストレスを感じるようなことはありません。王道な作り。
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』のような疑似乱数とか入れてくれればなとは思いましたが。
キャラクタについて
一人一人に顔と名前、ある程度の性格設定までつけられていますが、
おそらく大半の人が半分近くの人をほったらかしているのではないかと。
これはこのゲームがシステム上、マップごとに出撃出来る人数を絞っていて、
またマップ数に良い意味でも悪い意味でも無駄がないので、ある程度出すキャラを絞らなければいけないことが原因。
後述する兵種変更システムもこれに輪をかけています。
追加システムについて
これが今作の問題点。まず、『兵種変更システム』。
これは要するに、一部例外(マルスの「ロード」やジュリアンの「盗賊」のような専門職や、
「ペガサスナイト」のように元のジョブが「ペガサスナイト」の者以外はその職に変更できない等)
ジョブはありますが、それ以外である程度自由に兵種の変更が行えるというシステム。
結果としては個性、特性を廃する結果となり、以前までは出番は少なくても、
必要性の上から出さざるを得ない特定状況では有効なキャラがいたんですが、
それを出す必要がなくなったことにより、
結果としては“育つキャラ”のみ育てればよくなってしまいました。
また、職業を自由に変えられる結果としてキャラの特性が薄れてしまう問題もあります。
次に、追加マップと追加キャラ。FC版での復活キャラと序章での追加キャラ1をのぞき、
追加キャラの参入条件は、追加マップへ遷移すること。
追加マップへの遷移条件は、“仲間のキャラが一定以下であること”になります。
つまりそこにたどり着くためにはあえてキャラを殺さないといけないと言うことです。
また、今作で追加された序章では、クリアのための条件に、
“味方を一人囮に使う”(使ったキャラは生死不明扱いになり以後登場しない)
という条件が設定されています。
一般的にキャラゲーに近いシミュレーションゲームでは味方を殺さないことが前提であり、
また『ファイアーエムブレム』シリーズは死んだキャラは復活しないと言う点が、
キャラに愛着を与えることにもなり、ゲーム性に重要な部分でした。
それを根本的に壊してしまったことから要である“ファイアーエムブレムらしさ”が
薄れてしまったのが、非常に残念に感じました。