クロノトリガーDS(ASIN:B001G610AQ)
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: Video Game
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クリアまでにかかった時間は追加要素含めクリアするまでに1周目30時間。
2周目はエンディング回収のために強くてニューゲームでプレイしクリアまで10時間弱。
基本はPS版を踏襲していますが、主な変更点としては
- モンスター闘技場の追加
- 新ダンジョンの追加
- 新エンディングの追加
位でしょうか。
闘技場はそんなたいした物ではなく、商品ももらえますがそれもおまけ程度の品なので割愛。
後の2点については追って。
良かった点
まずは、通常のスクエニのリメイク作とは異なり、新エンディングや新ダンジョンを追加している点。
ダンジョンの内容は薄く、そんなたいした物ではないのも事実ですが………。
次にPS版で一部ユーザーを奈落に突き落としたであろうエンディング後の
強制バッドエンドムービーが特定条件下でしか流れなくなった点。
これは個人的に非常に評価したい点です。
悪かった点
で、こちら悪かった…というか納得が出来なかった点。
まずは操作性。元々操作性の悪かった部分と言うのも多々あるのですが、
(セーブポイントを少し外れるだけでセーブできない。飛空挺シルバードでの着陸が難しい等々)
元々このゲームは戦闘中のステータス画面が画面上部にかなりの幅を取って表示されます。
それが4:3のテレビなら良いんですが、DSのモニタでもそのままなので、
ボスのような巨大キャラの顔が完全に見切れてしまったり、
後はその隠れている箇所に敵が何体もいて、
どれに攻撃していてどれだけダメージを与えているかわからないという状況がありました。
次に、せっかくの新エンディングがいろんな意味で台無しな点。
『クロノクロス』に繋げるという点から考えれば、そうするしかないのかもしれません。
ただ、レベルあげて新ダンジョンクリアして、ようやく裏ボスにたどり着いて倒すも
『クロノトリガー』全否定の上で、例の滅亡エンドが流れて終わりという。
『クロノクロス』はあれはあれで別に構いません。
あのゲームのメイン概念は『平行世界』。
あの世界はあくまでも平行世界の一つであり、『クロノトリガー』の後の未来が
あの世界に行くかどうかは可能性の一つでしかない。それがあのゲーム内でのスタンスになります。
(だからこそPS版『クロノトリガー』で強制的に滅亡エンドを入れた事が納得できないのも事実ですが)
一方で『クロノトリガー』のメイン概念は『タイムトラベル』つまりは世界を変えることな訳です。
本来関係のない世界にまで飛んで、助ける必要のない人まで助けて未来を創る。
それがこのゲームの目的でありスタンスである以上、最後の最後でコレはないだろうと。
『クロノクロス』に繋がることで助かる人、幸せになる人がいる一方で、
この世界で生きて助かる人がいて、幸せになる人がいる。
なら少なくてもこのゲームをプレイしたユーザーと、このゲームの中で生きたキャラクターには、
『クロノトリガー』の中でちゃんと生きさせてやるべきではないのかなぁ…と思いつつ
釈然としないままに終了。