キミの勇者(asin:B001DXAIQO)
キミの勇者 特典 「プレミアムハンドブック<星刻の書>」&「キミの勇者プレミアサウンドトラック」付き
- 出版社/メーカー: SNKプレイモア
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: Video Game
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(ただし裏ダンジョンは未プレイ。その理由は後述)
ストーリーは、王道というかライトな感じの純RPGで特に取り立てる物もなし。
ゲーム内に様々な選択肢があり、それによって見られるイベントと一枚絵が変わるシステムで、
選択肢によってはボーナスで経験値が入ります。
またステータスは装備品などで大きく変動するので正直レベル上げの意味はあまりありません。
バトルは通常攻撃の他に、味方キャラの攻撃を繋げて連携させることで出せる技もあるんですが、
敵の攻撃が割り込めば当然無理ですし、繋げても必ず連携技が出るとも限らず、
条件面の問題などでいささか中途半端な印象を受けます。
また、登場人物が使う技は覚えるのではなく購入もしくは習得するシステムで、
(一部の固有技を除き)登場キャラ最大10人で付け替え可能なスロット制。
レベル上げを無理にしなくても良いという長所はありますが、
一度に戦闘に出られるキャラは4人なので、残りのキャラは所謂回復タンク化してしまえます。
その上所謂属性効果もなく(物理か魔法のどっちが有効か位はありますが)、
魔法の種類を選んでいく必要もないのでキャラ分けの個性も薄いのが残念な所。
で、以下肝心要のシステムについて
『1日30分』
上にも書きましたが、これがこのゲームのコンセプトです。
これが満たされているかどうかがこのゲームの評価を分ける重要なポイントだと思うんですが、
正直言うと……ぎりぎり及第点、というか微妙なところ。
上にも書きましたが選択肢による経験値ボーナスやスキルスロット制で
無駄なレベル上げを省くなど工夫はされているし、
イベント絵や進行表を日記風に振り替えれると言った考慮もされてるんですけども、
何か根本的なところで抜けている印象です。
その一番大きい物は、
このゲームには、中断セーブやダンジョンの脱出魔法等が仕様自体存在していないことで、
セーブできるのはワールドマップ、
もしくはダンジョンのなかに希にあるセーブポイントのみという点。
つまりはイベント進行中にセーブしたいと思っても
どこにあるかわからないセーブポイントまでたどり着くか、
途中で引き返すかしないといけないという仕様で、
言ってみると、『25分』や『40分』と言ったプレイがサポートされていないという。
ちなみに私が裏ダンジョンに手を出していないのは、
裏ダンジョンはランダムマップを10階降りないとセーブポイントが存在せず、
30分でそれが終わる確証が全くないため。
『1日30分』と言うコンセプトはおそらくは、
「通勤や通学などの短い時間帯でも、また間が多少空いても遊べる」という狙いだと思うんですが、
にしては詰めが甘いといいますか、企画が練られてないといいますか、
もう一手間欲しかったところ。