感想後編

前日に続きDIRGE of CERBERUS -FINAL FANTASY VII-の感想を。

キャラクターについて。

ええと、今回このゲーム『ファイナルファンタジーVII』の名前を冠してはいますが、
ヴィンセント以外のFFキャラは全体的に陰が薄いです。
唯一ケット・シーは操作できますが、ユフィやリーブは脇役ですし、
それ以外のVIIキャラに至ってはほとんど出番が無いと言う状態です。
では何処に焦点が当たっているかというと、ヴィンセントの過去に関わるキャラクターを
除くとリーブやユフィの所属するW.R.Oの科学者シャルアや敵対組織である、
DGのソルジャーである、シェルク・アスール等になります。
ストーリー根幹に関わるネタバレはさすがに時期が早い気もするので慎みますが、
アスール・シャルアは共にFF本編には未登場でiモード用アプリ
Before Crisis-Final Fantasy VII-』の登場キャラクターになります。
とはいえ双方共に、現在24章分(本編22章(内22章のみ前後編に分割配信)+外伝1章)の
中で1章ずつの登場でありさほど強い個性を見せている訳でもありません。
そう言った状況下でどれだけVIIの登場キャラクターと渡り合う程の
個性を見せられるかと言うことになるんですが………これも正直微妙なところです。
一からの構築であったシェルクはともかくとして、
BCからの登場人物はBCをプレイしていてもなお半端な描写に移りました。
と言うことは全くプレイしていない人にとって、
彼らはどう映ったんだろうな、とか思ってしまいます。
勿論つまらなかったと言うことは無いんですが、
ヴィンセントの物語としてそっちに重点を当てるなら、やはり必然的にVIIの
登場キャラクター側、またヴィンセント自身に関わるキャラクターに重点を
あてても面白かったのでは無いかと思うんですが。

その他

あとはとりあえずいろいろなところで「かゆいところに手が届かない」ぶっちゃけ
不親切です。ゲーム中には様々な小ミッションが存在します。
その中には上にも書きましたがケット・シーの操作ですとか
シナリオとはいまいち脈絡のない地雷撤去のミッションが挿入されていたりしますが、
それに関してヘルプがありません。行き当たりばったりです。
また、ドアを開けたりする際はドアの前に行き、『○』ボタンを押す必要がありますが、
その判定基準が厳しい為、少しでもずれるとドアは反応しなかったりですとか、
そう言った細かいところで地味にストレスがたまりました。

最後に

最後になりますが……シナリオ自体に関しては私はそれなりに満足のいくものでした。
勿論上に書いた様な説明不足等による不満はありますし、特にバトルシステム等は
文句をいくら言ってもいい足りないくらいの勢いなんですが、
なんだかんだで丸2日ほどで一気にクリアした作品と言うこともありますし。


またこのゲームの最大の魅力であるオンラインモード、私はこれはプレイしていません。
そのためここまでに書いた評価を補ってあまりあるほど、オンラインに高評価を
付ける可能性もあるということを付け加えた上で、今回は終了します。