Fate/stay night 『約束された勝利の剣』

………なんだこれ?とりあえずこれまでは今回ほどに酷い回はなかったんですが………


冒頭、バーサーカーに捉えられた凜を救うべく剣を振るうセイバー、
しかしその剣は既にバーサーカーに傷ひとつ付けることすら出来ない。
苦痛の声を上げる凜と振り払われるセイバーを守るべく突貫するも
当然のごとくに返り討ちにあうシロウ
それでもなお前に出ようとするシロウを目にしたセイバーは宝具を開放しようとする。
令呪を以てそれを制し、夢の中で見た彼女の剣を投影するシロウ。
セイバーと共にその剣で以て、バーサーカーの身体を7度にわたり殺し、勝利を得た。


とりあえずどこから突っ込むべきなのか……
セイバーが戦っているところに突っ込んでいって薙ぎ払われて、
それでも前に出てなんてやってたらセイバーでなくても宝具発動して
主をなんとかしようとするだろ、と。あれはサーヴァントに対して
侮辱以外の何者でもないと思うんですが。
しかも剣の投影シーンではセイバーとバーサーカーの間に入ったままで
詠唱してるし………普通速攻でバーサーカーにどつかれるはずですが。


そもそも制作側はゲーム本編をちゃんとプレイしてるんだろうかと言うのが正直な疑問。
台詞とモノローグと情景描写、ゲームをプレイしていれば
あの部分でその3つをある程度描き分けられるはずですし、また
それだけで全く違ったものになったと思うんですが、
なんでよけいなところで喋らせて妙な間を作るんだろうかと。
3流の舞台劇じゃあるまいし。せっかくの活劇シーンなのに台無しです。

後半

バーサーカーを失ったイリヤを自宅に匿うことを決意するシロウ。
シロウに甘えるイリヤを前にどう見ても妬いているセイバー。
稽古の際には身体を密着させることを躊躇い、
風呂で鉢合わせた際には思い切り頬を赤らめる辺りすっかりキャラ変わってます。


その夜、土蔵でいつもの日課をこなすシロウの前に現れたセイバー。
彼女は本来ならサーヴァントが見るはずのない夢、
その中でシロウの過去を見たといい、告げる。
「(以前凜がシロウの自己献身は常軌は異常だと言っていたが)
貴方は自分を犠牲にしているのではない。――初めから、自分の命を勘定に
入れていないのではないですか?」と。そして続ける。
「貴方がこのまま進めばどうなってしまうのか。同じ過ちを犯した私には判る。
貴方には聖杯が必要だ。私たちが出会ったのは必然だったのです。」と。

で、最後

奸計を練るキャスターとアサシン、そして謎のままだったキャスターのマスター。
て言うか折角なんだから来週まで隠せばいいのになんで此処でばらすのか不明。
聖杯を召喚するためにもうひとり魔術師が必要だと呟くキャスターの手の中の
水晶玉には『間桐桜』が映し出されていた……


んー……中盤の山場でこの内容は辛い………こっから先が限りなく不安です。