ふらりと……

日曜はいつもなら昼過ぎから新宿かどこかに行くんですが、
今日は何となく来月からの居住地になる三鷹駅前をだらだらと歩いて回ることに。
本当は早くに切り上げて家でいろいろと用事をする予定だったんですが
気がついたら4時間近くも経っていた罠。
まあ主な理由は古本屋で「ファイアーエムブレム」の漫画を読んでたからなんですが。


そう言えば、『ガンガン』が発行された辺りから(それ以前にもファミコンのゲームのコミック版とかはありましたが)
所謂ゲームと漫画のメディアミックスというのが結構行なわれるようになりました。


ただやはり、ゲームを漫画化するにしても
いろいろな理由から最後まで描ききれる作品はほとんど無いと言うのが現状です。
『ガンガン』を例にすると、1話とか2話とかで意味不明の打ち切りを食らった『ヤングガンガン』の
ファイナルファンタジーXI」とか「ドラッグオンドラグーン」は別格として、
何を考えたのかロウルート版を採用した性でかなり危ないキャラクターになった上、
4巻で打ち切りになった「タクティクスオウガ*1や、同じく4巻でこちらは何とか完結した
キングダムハーツ」など多岐に渡るわけですが、
そう言ったコミック版のゲームで最も冷遇を食らっているのが「ファイアーエムブレム」の漫画版ではないかと。


まず最初にFC版及びSFC版『ファイアーエムブレム』を舞台にした作品で
箱田真紀さんによる「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣*2
これは93年から98年辺りまで『ガンガンファンタジー』で長期連載されたものの、結局物語中盤(13章)で終了。
その他にも確かサブキャラのミネルバやマリクを主人公にした漫画*3とか、
同じく本編を舞台にしたものの3巻程度で終了とかそんなのばかりだった気がします。


次にSFCから発売された『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』を舞台にした作品だと、
大沢美月さんの「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜*4
これは雑誌連載はなくコミックスのみで発売という独自形式だったんですが、
途中で発行誌が倒産するという事態があったり、続編が出るとか諸々事情があったとかで、
最終章手前の10章で終了という結果に。
その他にも何故かアレスとユリアがくっつく冬季ねあさんのとか*5
親世代までで打ちきりになった藤森ナッツさんのとか*6
本来5章までの親世代まででカップリングが不成立だったときのみ登場するキャラクターと
カップリング成立時のキャラクターが両方登場する漫画とか色々あるんですがどれも終わりを全うせずという。


ちなみに『聖戦の系譜』は物語が作りやすかったのか、アンソロジーの他小説なども多数出てます。
私がとりあえず記憶に残ってるのは(どっちかが暗黒教団の信徒だかで)ノイッシュとアレクが殺し合ったり、
アゼルが4章で戦死、その意を継いだレックスがエーディンと結婚して(まあ子供のあの髪型を考えるとあり得ないとも……)
子供のレスターが最後主役になってボスを倒した後ユリアとくっつくとか結構とんでもないのがあった気も………