ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(ASIN:B000FNQXDA)

ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔 - Wii

ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔 - Wii

とりあえず本編のみですがクリア。プレイ時間はおよそ20時間程度。
急げば10時間弱でクリア可能と値段の割に中身は少なめです。


ダンジョンマップでは前進と後退しか行えず、街のなかでは自由に動けるものの
マップの切り替えが多かったり、また障害物が多く実質的にはかなり行動が制限される等、
例えば『ゼルダの伝説 トワイライト・プリンセス』などと比較すると
どっかで無駄に容量を使ってるのか逆に手抜きをしてるのか………………。

音声

今回はDQシリーズでは初めて(かな?)各キャラに音声が入りました。
多分これはどうしても単調になるゲーム内容に変化を付けるため………何じゃないかと思ってるんですが、
だとしてもちょっと微妙かな。と言うのも主人公は相変わらず喋らず、
イベントを除けば主人公と選択した仲間ひとりが冒険するという形式なので合いの手が入りません。
なんでどうしても喋りが浮いてしまう印象を受けました。

戦闘

剣神と同様にコントローラーを振る=剣を振るという操作方法で、
何もしない状態で剣を振ると画面中央に、ロックオンを使えばその場所にターゲットをあわせた状態で、
縦、横、斜めと突きの攻撃を繰り出すことが出来ます。
うまくいったときの爽快感がある一方、センサーの反応やこちらの振り方が悪かったりの理由で
思った通りのアクションが出来なかった場合はそれなりにストレスが溜まりました。
ま、そのあたりは慣れの問題もあるかと思いますが。


また、全体的に敵のモンスターは少なく攻撃パターンも限られています。
対する自キャラのアクションも最初から最後まで共通して、
敵の出てきたところにカーソルを合わせて斬る。敵の攻撃を防ぐ。敵の攻撃を跳ね返す。
この3パターンしかないので、一戦一戦の時間が少ない雑魚モンスターが相手の際はまだいいんですが、
ボスを相手にする際など飽きを感じてしまうこともありました。(特にラスボス)

総評

やはり容量の少なさから来る出来ることの少なさというのが一番のネックになるかと思います。
ストーリーの簡素化などはその最たるものですし。
ただその容量の少なさを許容できるのであればちょっと楽しむ分には問題ないのではないかな、と。
(個人的にはどうしてもずれる可能性のある剣操作等考えると、WiiではなくDS用で出してくれても
良かったかな、とは思いました。無理に音声はなくてもいいので)