流行り神 ポータブル 警視庁怪異事件ファイル The Best Price
流行り神 ポータブル 警視庁怪異事件ファイル The Best Price - PSP
- 出版社/メーカー: 日本一ソフトウェア
- 発売日: 2007/07/05
- メディア: Video Game
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既読スキップを使ったにしてもちょっと尺が短くボリューム不足。
PSPでしかも廉価版だったんでよかったんですが、これを定価で買ってたらちょっと辛かったかも知れません。
このゲームのジャンルですが『ホラーアドベンチャー』。
「科学か?オカルトか?信じる道によって分岐するマルチストーリー」と
パッケージには銘打たれてますが、ぶっちゃけかなり微妙。と言うのも
- シナリオが一方で完結しない
- そもそも事件が解決しない(どころか物語も完結しない)
- 最後の最後でルートは固定になる
と言う、アドベンチャーとしても推理ものとしても半端な仕様です。
まず1、『オカルト』と『科学』異なる過程を選ばせるんですから
当然結果も異なるものであるべき、あってほしいわけです。
にもかかわらずその辺りが非常にあいまいな上、話のしての説得力に乏しい、
これはルートを選ばせる意味がないということになります。
次に、事件が解決しない。
これはどういうことかというと、今作は全8話のオムニバスで1話たりとも犯人は逮捕されません。
全員行方不明(金田一等のように罪を見つけた犯人が自ら…ではなく、原因不明)になります。
それでも事件がまだちゃんと筋道立てて語られるなり終わるなりすればいいんですが、
最後のほうになると事件そのものの結末自体がろくに語られないまま終わります。
推理ものとして考えると、これはかなりマイナスです。
で、最後。8話目にあたる部分は裏話というか、事実上の1話に当たる部分の舞台裏になりますが、
この部分には選択肢がありません。そこで語られるのが何かというと………
まぁ要するに、実はこの事件の背後にあるのはオカルトですよ、と。
んじゃゲーム部分で『オカルト』か『科学』か選ばせたのはなんだったんだっていう…………