3.『and then』

まず、とりあえず長くなりすぎました。反省。
元々このSSは構想段階では茜の一人称視点で本編1章、ドラマCD、本編2章と
要するに現在のSSの2〜4章部分をそれぞれ回想するというものになる予定でした。
ですが1人称視点で延々書き続ける事に限界を感じ、
また非常に長尺になる可能性が高く『あかねさす〜』内に収める事が不可能と
判断した事からひとつのSSとして分離させる事になり、
SSとして体を整える必要が生じた事などから1章と5章とを追加。
またその際狂言回しと聞き手として『マブラヴ』よりヒロインのひとりである「榊千鶴」に、
また5章にはオマケとして数名に登場していただく事になりました。
ただ私自身は『マブラヴ』及び『オルタ』等は一切未プレイですし、今後もプレイの予定はありません。
そのため千鶴を初めとするキャラの造形及び言動等が本編と異なっており、
その結果何かしらの違和感を覚えると言う方もいらっしゃるかと思います。重ね重ね反省。


このSSのみ終わりが2パターンある理由についてですが、
上の『あかねさす〜』でもチラッと書いたんですが、
構想段階において元々掲載予定のSSについては全てまとめてひとつの物語として考えており、
そのなかでもこのSSと『あかねさす〜』は同時に書き始めていたこともあり、
どちらからでも読めるリンクした話にしようと考えていました。その結果が『Original Version』です。
その後ここにブログを書き始め、ブログ上で改めてこの作品を掲載すると言う事にした際、
それならばちゃんとひとつのSSとして完結させた形にしようと思い立ち
一部書き直したものが『Another Version』になります。


タイトルは、マイリトルラバーの『Now and then』から。
「Now」はSS各章その時々の「今」と言うことで省略し、こういうタイトルになりました。
各章のサブタイトルは、2007年6月のリニューアル時に
各章へのリンクを付けようと思い立ちまとめて考えたものです。
大体はその場の勢いで付けていますが、2章のサブタイトルである『Saeculum Aureum』は、
帝政ローマの5賢帝による治世を示したラテン語から付けています。「黄金の世紀」と言った意味合いです。