ラジアントヒストリア 特典 オリジナルサントラCD/下村陽子付き(asin:B003YXYU92)

ラジアントヒストリア 特典 オリジナルサントラCD/下村陽子付き

ラジアントヒストリア 特典 オリジナルサントラCD/下村陽子付き

珍しく発売からほぼリアルタイムのタイミングでクリア。
プレイ時間およそ40時間でイベントオールクリア。

ストーリーを簡単に言うとある事柄をきっかけに二つに分かれた時間軸を、
過去と未来、世界と世界を行き来しつつ正しい方向へ導いていく。というもの。
時間軸の中にはいくつかチェックポイントがあり、そこには自由に行き来できる。
いくつかのポイントには選択肢があり、選択を失敗するとバッドエンド。
と、要するにザッピング式のアドベンチャーゲームのシステムを載せたRPG……と言う感じでしょうか。


とりあえずゲームを進めていてまず気になったのが、「ストーリー上」この主人公は死なないこと。
もちろん戦闘で死んだりすればゲームオーバーになるんですが、
例えばバッドエンドを選んで、他のキャラクタが死んでも主人公は生き残ります。
時間を行き来できる主人公が死ぬとやり直せないからという設定上の理由です。
そして主人公は例えば事故に遭って大怪我を負ったとして、
事故に遭う前である過去に時間を行き来しても、傷が治ったりはしません。
主人公はひとつの人生をずっと持ち越して生き続けており、
つまりは主人公は下手すると人の何倍もの時間を生きている……にもかかわらず、
主人公が年を取るわけでも、何がしかのペナルティを受けるわけでもなく
ストーリーが終始する結果、主人公が時間を重ねているのではなく
単にプレイヤーが勝手にやり直しているだけになり、
ますますバッドエンド回収中のアドベンチャーゲームみたいで気になりました。


バトルは敵のみ3×3のグリッド上に配置されており、
敵をノックバックさせたりしつつ攻撃を効果的に連携させていく形です。
ただこれも作業化してくるのと、仲間キャラに得手不得手がはっきりしているのと一部のキャラが異様に優遇されているので、
結果としてはほぼ同一のキャラによるルーチン化が一番効率的でした。


まとめとしては、ストーリーが少し残念な感が強かったです。
媒体選んでもう少し暗めでも良いので設定を活かしたものを……とも思ったんですが、
それやるとなんか厨二臭くなりそうな気がしなくも……