シナリオ

上述したように、一部ルートに限りですが、
DS版のエンディング後にシナリオが追加されました。
追加されたのは

  1. ユズルート
  2. ナオヤ・カイドールート
  3. アマネルー

の3つのみで、
「ジンルート」(悪魔帰還ルート)、「アツロウルート」(悪魔制御ルート)
はそのままです。
個人的には此方のルートのほうが、その先が気になります。
ただ、話としてこれ以上は続けにくいというのはあるのかもしれず、
やむを得ないところなのかもしれませんが。


ここから基本ネタバレ含みます。

ユズルート

封鎖を突破し、脱出した主人公たちが見たものは、
封鎖内と変わらない惨状。
主人公たちは再び封鎖内に戻り、問題解決を目指す。
というのが大まかな話。


無印版『1』では惨憺たる扱いだった
ユズが少しだけ活躍できる……と思っていたら、
カオスルートでのみ仲間になっていたカイドーが仲間になってみたり、
何がやりたかったのかわからなかった教主が、
唯一まっとうに最後まで生存するということで、相変わらず影が薄いままです。
カイドーはこのルートだけではなく、
後述のアマネルートでも美味しいところを持っていきます。

ナオヤ・カイドールート

魔王になった主人公だが、
COMPで制御されている悪魔を従えることはまだ出来ない。
(この時点で10分前に流れたエンディングと話が異なる)
また、解除されるはずだった封鎖は、天使の側が了承しなかった為解除されず。
封鎖内の人間や使徒を使い魔王となった主人公を倒そうとする天使側に対し、主人公は選択を迫られる。
というのが大まかな話。


人間に手を出すか出さないかで2ルートに分岐し、
手を出さない場合はメガテンらしい、カオスがかったニュートラルという感じのシナリオになり、
アマネや自衛隊の方。ユズやミドリと陣営を問わず
最多数が仲間になるルートです。ある意味真エンド的な形となります。
元々はロウルートのみ加入だったアマネがここで仲間になるのは、
ユズルートの教主と理由的には同じなのですが、7日目のシナリオの展開から考えると、聊か唐突な気も。


手を出す場合は文字通りの殺戮ルートです。
向かってくる以上は容赦しませんよ、と。
むさ苦しいパーティでのやり取りとなり、全シナリオ中唯一ユズが敵対してきます。
こちらのシナリオの場合は、オリジナル版のエンディングとは、更に話が食い違ってくるので、
そこまでしてシナリオを追加しなくてもとも思いましたが、
手を出さないルートのみ追加となると、カオスルートが話的に非常に温くなるし
ある種のらしさを残すためにはやむを得ないというところなのかなと。

アマネルー

ナオヤ・カイドールートとほぼ同様ですが、
こちらの場合の敵は悪魔側が既に主人公に従っているため、一部の人間及び土着神となります。
初期メガテンだと老子あたり出てきそうですがさすがにそうはなりませんでした。
こちらのルートだとカオスルート側のキャラが敵対するかと思ったら
そうもならない辺りが微妙です。


以上、シナリオ全体の印象としては、
DS版のエンドを若干覆すようなものとなっており、
そこまでして追加する必要があったのか。
また追加するならなぜ全ルートで追加されなかったのかというのが気になりました。


他についてはさっくりと。
シナリオの増加に伴い、仲魔が大量に追加。
主にLv60以上の高レベル帯で追加があり、
DS版では最強キャラの一角だった「ロキ」が
スキル「真・全門耐性」の下地キャラになっているのがもの哀しい。


ボイスはもともとしゃべらない主人公以外の主要なキャラはフルボイス。
仲魔やボス、モブは叫び声などが追加。
基本電車の中で音声OFFでプレイしていたため正直感想は特になし。



残りはルシファー以外にも2周目以降に登場するボスが追加。
また、DS版と異なり、一度登録すれば悪魔全書から
仲魔を呼び出すことが可能になりました。

まとめ

DSで作り直すわけにもいかず、
PSP等は解像度変更などもあり難しかったので3DSということなのかなと。
DS板をプレイされていないという方には、
ペルソナ程の時間も必要としませんしお勧めできるのですが、
DS版をやりこんだという人が追加シナリオの為だけに
フルプライス出せるかというと少し難しい気も。