Fate/stay night 最終回 『全て遠き理想郷』

また火曜日にでも書けたら詳細は書くとして今回はおおざっぱに愚痴を。


今回は、オープニング曲なしで本編へ。
でもっていきなり『死ね』のテロップ。ここまで来てこの描写方法の変化は………
前半部分を使って聖杯戦争決着編。
今回オープニングがなかったの最終回なので尺の都合があったんだろう……と思ったら、
曲をカットして確保した部分丸々余剰時間になってるんですよね。
ゲームだと確かシロウは1回目の呪いは何とか振りほどき、2回目に捕えられた後
投影で脱出。一気に突貫の筈なんですが、アニメだと投影で脱出後に
余計に1シーン入ってるしセイバーは1回余計に
エクスカリバーvsエヌマ・エリシュやってその分やられてますし。
そこまででして『原作 奈須きのこ』を出したかった訳でもないでしょうが……


次、決着が付いた後ふたりの別れのシーン。
ここで今度はシロウの台詞を丸々テロップで流す訳で……。
冒頭のテロップもそうなんですが、確かにこれを付けた方がより物語として
良くなる(なってる)とは思うんです。
いい意味でも悪い意味でもTYPE-MOONらしさが出るというか。
ただじゃあここまでそれを使わなかったのはなんでなんだろうと。
アニメっていう媒体を選んで、自らも制作に携わったのは
ビジュアルノベル』とは違う表現形態をやりたかったからじゃないのかな…と
思ってたんですが。使うなら使うで初めからやってればもっと違ったやり方が
在ったんじゃないかと思うんですが。


別れのシーンのあとはCMもなく日常へ。
ボンテージ桜とか慎二のこととか間桐祖父のこととかいろいろ無かったことに
なってることと、『柳洞寺決戦』→『シロウその後の日常『→『セイバー、物語の終わり』と
あまりに唐突な場面切り替えにかなり違和感。


でもって最後のシーン。
ここはすごく良かったんですが…………………やっぱり最後にこのシーン入れるなら
セイバーにもっと主観を当てた物語にした方が良かったんじゃないかなと。
アーチャーのこととか桜のこととか、半ばヒロインのように出張ってた凜の出番削って
シロウとそしてセイバーの物語だけで良かったと思うんですが……どんなもんでしょう?
なんて言うか……散々な評価を受けた『新月月姫』の方がアニメとしては
むしろ座りが良かった気がするのは…………私だけですかね?
まあ結局の所はやっぱり『ビジュアルノベル』のアニメ化は無理がある…という結論に
至りそうなんですが。凜ルートならあるいは……………無理かな。